楽しいこと大好き大学生の日常

簡単な日常についてのボヤキ等いろいろだらだら発信します(笑)

シンガポールで大勝負!? 生活を賭けていざ決闘! #2 ついにトシ合流! シンガポール上陸とまさかのブルジョワ生活!?🇸🇬

前回のおさらい

ma-janhossy.hatenablog.com


ネコ、まさかの出国拒否という波乱の幕開けから始まったシンガポール旅行。
そうして、星野と御曹司の2人で羽田を出国することになった。

 

荷物チェック・搭乗を終え、羽田を離陸し、飛行機内で2人で暇つぶしオセロをガチで始めた頃には"ネコ"のことは既に頭になかった。

 

ネコすまん笑

 

オセロに熱中しているうちに気づいたら乗り継ぎの上海に到着していた。それもそうだ。オセロ10戦ぐらい連続でやっていたのだから笑

 

ちなみに戦績は星野8勝、御曹司2勝ぐらいである。読者の皆さん意外に思ったのでは。

 

時刻はすでに22時。旅行というのは最初が楽しいものだ。
ここまで既に色々なコンテンツがあって、二人ともそれなりに疲れていたのだ。

 

だが、この時、星野と御曹司の頭の中には一抹の不安があった。

 

ここでの最大のミッションは
"いかにトシに合流するか"
ということである。

 

トシは福岡空港から来るということで、羽田組の自分たちと上海で合流することになっているのである。

 

ここでこの時点での状況を整理しておきたい。

・乗り継ぎゲート意外と広い
wi-fiがなぜか使えない
・22時をまわり、疲れている。

 

軽く絶望である。特に真ん中。これじゃ連絡も取れない。

まじで上海空港のwi-fi繋がらない。

 

 

星野「まじやばくね。まじやばくね」

 

 

ボキャ貧の極み。
こいつこれしか言えんのか。

 

そんな時、御曹司がファインプレーをみせる。羽田の時にLINEでトシが

「乗り継ぎゲートを過ぎたところにいるわ。」

って言ってたことを思い出したのだ。

 

 

御曹司はここぞというときは頼りになる男である。

 


だが、そこにトシの姿は無かった。

 


焦る御曹司と星野。


ハプニングはいつでも楽しい。


焦っても仕方ないので、自分らは先にシンガポール行きの搭乗口ゲートに行くことにした。

 

だがなかなかトシがこない。


このままトシも現れなかったら元々の4人旅行が2人旅行になってしまう。


冗談じゃない。男2人は勘弁してくれ。彼女とさえ海外に2人で旅行したことないのに…。御曹司と2人は…

 


まぁそれも悪くないか。

 


なんて真剣に考えているうちに腹が減ってしまった。
近くにあるファミリーマートカップ麺を買った。

 


LINE Payを使えなかったのが残念。

 

店員「1ドル〜になります。」
星野「ジャパニーズエンオーケ?」
店員「イエア」
星野「LINE Payで」
店員「What?」

 

急に態度を硬化させてきた。
仕方なくキャッシュで支払った。


ただ、味に関してはめっちゃうまかった。

ぜひみんなも上海空港にきたらエビカップ麺を買おう!

あとお茶は買わないように!甘すぎて飲めなかった。

 


そんなことをしていると、後ろから聞き慣れた声が後ろから聞こえた。

 

トシ「おす」

 

トシは違うゲートで自分たちを待っていた。トシも2人が待ち合わせゲートにいなかったのが、不安で搭乗口にやってきたらしい。

 

お互い文句を言い合う。でも、その表情は安堵感に溢れている。
やはり旅は多い人数に越したことない。

 

星野「会えなかったら俺と御曹司のカップル旅行っぽくなっちゃってたところだ!」

 

普段なら、このような言葉を言った瞬間、その場はシベリア並みの空気になる。しかし、この時間、この時だけはバカ受けした。


確変である。


トシ「ネコへの連絡どうする??」

御曹司「シンガポール着いてからでいいよ」

 

その後、無事シンガポール行きの飛行機に乗った。
3人とも移動で疲れており、すぐに寝てしまった。


こうして我々は無事7日の早朝、シンガポールに到着したのである。

 

 

ここで御曹司がなぜ御曹司と呼ばれるのかについて軽く話す。

 

今回の旅行における一つのポイントがある。それは、自分たちは御曹司のお父さんがシンガポールで働いているということなので、シンガポールでの滞在先は、御曹司のお父さんの家に泊まることになっていた。

 

しかもそのお父さんとやら
〇〇化〇の社長とかなんとか。


この事実を初めて御曹司から聞いた時、期待が膨らまずにはいられなかった!

 

今回の旅行においてはホテル代と滞在費が浮くのである。圧倒的感謝。
しかも社長の家か!どんだけ広いんだろう!!!

 

期待に思わず鼻息が荒くなる。


朝の目覚めは、到着を知らせる機内アナウンスだった。
朝の5時ぐらいか。目覚めはよかった。


こうしてシンガポール空港に着く。
3人とも無事に入国手続きを終え、ゲートを出ると出口近くに半袖短パンの男が立っていた。

なにやらこちらに向けて手を振っている。

 

さよなライオン・・・?

 

 

 しかし、近くにつれ、その男は圧倒的オーラを放っていた。

"覇王色の覇気"??

 


覇王(御曹司の父)「待ってたよ。」

 

オーラが半端ない。緊張してきた。

 

覇王「あれ?4人じゃなかった?」

御曹司「なんか3人になっちゃった」

覇王「そっか笑笑」

 

 

ネコ最大のコンテンツ消費時間実に5秒。


ここまでの最大のネタをあっさりとかわす。

 

空港の外に出ると暑い。圧倒的に暑い。

 


我々の前に1台の車が現れた。

 

覇王が手をふると車の中から、おっさんが出てきた。
スマホゲームをやっている。

 

星野「(いい歳こいてスマホゲームか)」

覇王「付き添いの運転手のナセルさん」

ナセル「(ペコッ)」

星野「こんにちは!!!」

 

圧倒的手のひら返し。

 

付き添いの運転手?
さすが覇王。


本物のお金持ちは、自らが金持ちだということを口では言わず、振る舞いで見せるのだ。


そして、ナセルさんの運転はめっちゃうまかった。快適。

ちなみに2日目まで、星野はずっとナセルさんのことをナムルさんだと思っていたことは秘密だ。

 

普通の旅行なら電車を乗り継いで移動しなければならない。
特にお金のない大学生の旅行などはそうだ。
切符を買うところから、どこの路線に乗るのか。


車めちゃくちゃ楽やんけ。なんだこの旅行快適すぎる。
車で御曹司と覇王の家族トークが行われていた。そんな時


覇王「お腹へってる?」

何か脊髄反射レベルで"お腹へってる"と発していた。

星野「ご飯行きたいっす」

 

図々しさが星野の長所だ。間髪入れず続ける。

 

言った後にすぐさま後ろをみる。

トシもニヤけてる。アイコンタクトを交わす。お互い満面の笑み。

 

トシ「(ナイス)」

 

トシと3年間一緒にいた星野はトシの笑みをそう受け取った。

そうするうちに車は、地元民しか行かないような屋外フードコートへついた。

 

星野「(え?外???????)」

 

暑い。ただ文句は言えない。

 

話は変わるが、みなさん海外旅行に行く時、空港に着いて一番最初にやることは何であろうか?

 


そう。換金である。

当たり前だ。現地の紙幣が無いとご飯を食べること、ましてや移動もできない。

 

だが、ここにきて御曹司、トシ、星野と誰も換金をせず、換金しようとも言いださないのである。

 

とどのつまり覇王に奢ってもらう気まんまんなのである。

 


席についてオーダーを聞かれる。だが何を頼んでいいかわからない。

 

覇王「この肉にスープ入ってるやつめっちゃうまいのよ」

星野「それにします。」

覇王「サラダも頼む?」

星野「頼みましょう」

 

星野=イエスマン


やがて料理が運ばれる。

スープ、肉、サラダ・・・

全部美味い。最高。

 


御曹司と覇王の親子の会話に耳を傾ける。御曹司は日本、覇王はシンガポールということで半年ぶりの再会らしい。ぎこちなさに思わず聞いているこっちがにやけちゃう。

 

トシは相変わらずの人見知りを発動していて何も話さない。星野もなかなか切り込んで行けない。
変に覇王をいじって嫌われたらそれこそ、本当に俺のシンガポール旅行は終わりだ。


ご飯を食べ終わる。覇王が立ち上がった。


そして財布を片手に会計に向かった!!!

 


勝利!!!!
圧倒的勝利!!!!!

机の下で小さく拳を握りしめた。

 

 

きちんと”ごちそうさまでした”と告げた後、家に向かう。

 

家はめちゃくちゃ広かった。マンションであるものの、家に2つもシャワーとトイレが

ある。想像以上だ。

 

まずは一同wi-fiを確保する。
さすがスマホ世代。

 

星野「ラインの未読メッセージ溜まってるんだろうな!」
LINE 「5」


思い過ごしも甚だしい。
4人のグループに1通のメッセージがきていた。

 

ネコ「シンガポールワンちゃんいけるかもしれない笑」

 

満塁サヨナラホームラン。来れると聞いた時はみんなで喜んで叫んだ。みんなやっぱ

り"ネコ"が大好きなのである。

 

ネコが来れることへの安堵感から一同、再び眠くなってしまった。

このペース、一体いつになったらマリーナベイサンズに行けるのであろう。

 

つづく