楽しいこと大好き大学生の日常

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シンガポールで大勝負!? 生活を賭けていざ決闘! #9 カジノでの敗北。絶望から気づかされたカジノにおいて大事なこと 〜4人のカジノ最終決戦〜

前回までのおさらい

ma-janhossy.hatenablog.com


シンガポール旅行もついに最終日を迎え、セントーサ島を思う存分楽しんだ一行。
遅めの昼飯を済ませ、ついに最終決戦カジノへ繰り出す。

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手荷物を受付で預けた後、ついにカジノ内に入る。
ジャラジャラというチップの音がいつもより大きく感じる。

 

そして同時に自分の心臓の鼓動の高まりを感じていた。

 

なんせ1日目や2日目の1日1万円のカジノとは訳が違うのだ。
今日は10万円の勝負である。その差10倍。

 

まさに生きるか死ぬかの勝負である。

 

そして何よりこのお金は全部自分のものというわけではないという事実がさらに拍車をかける。

 

2万円はネコが羽田空港でお別れした時に餞別金として渡してくれた2万。
また、日本出国前に親から借りた5万円もある。

 

そして忘れてはいけないのが、羽田空港からシンガポールまでの往復航空機代45000円は御曹司に立て替えてもらったお金であるのだ。

 

その際に、大学に入って3年間変更してこなかったツイッターのアカウント名を
”御曹司に45000円、ネコに2万円”と変更せざるを得なかったあたり、”生活をかけた戦い”という言葉の重みが増す。


だからそんな星野にとって


トシ「今日はパーと使っちゃおうかな」
御曹司「2万円はスってもいい」

 

とか言っているカジノエンジョイ勢とは心底分かり合えないのである。

 

だが、彼らにも彼らの戦いがあったのもまた事実である。
ここで少しであるが振り返りたい。
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まずはトシのカジノスタイルについて所見を交えつつ振り返りたいと思う。
トシは基本的に「カジノは余ったお金でやるもの」という星野とは対極のスタンスである。


そして、トシのカジノは「当たればバカがち」スタイル。要するに「豪快」そのものだ。

 

だがらと言ってはあれだが、トシは「スロット」と「タイサイ(サイコロ3つの出目を予想する)」を主戦場とする。

 

そして、ベイサンズにおいてトシは「タイサイ」を選択した。


タイサイ。サイコロといって侮るプレーヤーも多いだろうが、実は奥が深いゲームでもある。

 

それは賭け方に見て取れる。
3つの目の合計を予想するベット。それぞれの目を具体的に予想するベット。
ベットの種類がたくさんあるのだ。

 

一番配当が高いのは3つのゾロ目を当てる。倍率150倍。1000円かけてたら15万。
夢がある。

 

そして、トシはこのタイサイにおいて過去に韓国でも戦っていた。
その時は、エニートリプル(出目が1から6までのいずれかのゾロ目3つ)にはりつづけ、5万円とかしていた。まさに豪快そのもの。

 

そして今回は・・・
3つの出目の合計が17
に賭け続けた。

 

ただこちらも当たれば半端ない。トシはそんな1発を夢見ていた・・・

 

 

 

結論から言おう。

 

 


4は出た。つまり17が出る確率と同等な4は3回出たのだ。
4に500円を賭け続けていたら、7、8万は余裕で勝っていたのだ。

 

だが、そんなにカジノの神は甘くなかった。

 

17は三度はおろか一度も出なかったのである。

 

だがここでトシは機嫌を悪くすることはない。
そこがさすがだと思う。
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御曹司。御曹司はビギナーズラックをとてつもなく発動していたイメージだ。
ルーレットの2点がけを的中させたり、星野緑ベット確変の波にうまく乗って勝ちを序盤は上手に重ねていた。


だが、やはりカジノプレーヤーの課題筆頭である

「次はもっと勝ちたい」「やめ時を見失う」

これらに飲まれてしまった印象があった。

 

やはり、勝っているときはやめ時がわからなくなる。そして、一度でも収支がマイナスに触れるとそれこそ、収支がプラスに触れるまでは止めることができないのだ。


そうしてカジノ2日目までで、そこそこ負けてしまった。だが、機嫌は悪くならない。
尊敬する。

 

そして最終日、星野とともにブラックジャックのテーブルに座る。
御曹司は飲み込みが早い。忠実にベーシックストラテジーを暗記していた。

 

そして、いくらか勝ったところでホールアウト。
総合収支はマイナスだったっぽいが、次行くときは結果を残す。

 

そんなプレイングであった。

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最後にネコ。


ネコは今回の4人の中でもカジノ自体が全く初めてという立場からのスタートであった。

しかも、例のパスポート事件によってシンガポール入りも遅れているこの状況。

 

この二重の遅れをいかにして取り戻すか。
これが見どころであった。

 

ネコはみんなと同じようにルーレットやスロット、タイサイを見るものの
やはりテーブルゲームに一番の関心があった。

 

そして、ネコはブラックジャック中心の戦略を取ることにした。

 

実はこの旅行、人によって日本に帰る日程もバラバラであるのだが、ネコとトシはマリーナベイサンズに宿泊してみたいという願望もあって、星野や御曹司よりも1日長くシンガポールに残ることになっていた。

 

ネコのカジノにおける最高の見せ場は、御曹司や星野の帰った後の1日にあった。

 

実はシンガポールブラックジャックでは、普通の勝負で賭けるところ以外に、ペア(プレーヤーに配られるカード2枚が同じ数字だったら配当11倍)とジャックポットチャレンジという謎の賭ける場所がある。

 

そのジャックポットチャレンジでは、もしそこのいくらかのお金を賭けて、そのプレーヤーがブラックジャックを出した時、ディーラーからあるボタンを渡される。

 

そして、テーブル近くにあるテレビサイズのモニターに画面が映し出され、ブラックジャックを出したプレーヤーがボタンを押す。

 

そして、モニター上には ✖︎3 ✖︎5 ✖︎10 ✖︎25 ✖︎50 ✖︎100のいずれかが出てきて、それらの配当がもらえるというものなのだ。

 

このジャックポットチャレンジの存在はカジノ初日には気づいていたものの、星野はじめ誰も賭けなかった。そんな余裕がなかったのである。

 

そんな中、ネコが最終日にかけたというのだ。
そして、ブラックジャックからの50倍を叩き出した。

 

すごい。星野だったら記事で長文にしているコンテンツである。

 

おもろかったのがこの事実をラインのグループで報告したネコであったが、見事にスルーされてしまったところだ。

 

ともあれカジノは3人とも楽しめたようだ。

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そして話は戻る。
ついに勝負の時が来た。

 

まずはテーブルを物色する。ミニマムベットが2000円を前提条件にテーブルを物色する。

 

集中した環境でプレーしたいこともあり、他のプレーヤーが座っていないテーブルを探した。

 

そしてある程度見定めた後、あるブラックジャックテーブルに座った。他にプレーヤーはいない。


ちなみに、昨日苦渋をなめた乙武氏は今日は出勤していなかった。
リベンジは次の機会に取っておこう。

 

今回のディーラーは中国系の20代後半ぐらいの綺麗な女性である。
だが、彼女は所詮カジノで働いている一バイトに過ぎない。

 

何もかかっているものがない分、その佇まいに余裕のオーラを感じる。

温度差はんぱない。

 

星野「プリース、エクスチェンジマニー」

 

片言の英語を発する。通じたみたいだ。3万円を放る。いつもこの瞬間は緊張する。ただ最高にエクスタシーだ。

 

同時に、「1日目と2日目に勝っている」という事実が星野に落ち着きをもたらす。


チップが目の前に置かれる。1枚2000円ほどなので15枚ほどか。ものさみしい。
だが、このチップも数分後にはざっくざっくになってるであろう。

 

そういう未来を描いていた。

 

まずは様子見と1枚置く。

ディーラー「ノーモアベット〜」

 

ディーラー:10
星野:9 10

 

 

星野「流石にピクチャーは来ないだろう」

 

 

ディーラー:10 10
星野:9 10

 

 

し○よ
最悪の立ち上がりである。
ただこの時はこの後訪れる”悪夢”を予期できるはずがなかった。


その後は一進一退の勝負が続く。
ただ一向にプラスにふれない。


理由は簡単である。
勝負回で勝てないのだ。例えばダブルやスプリットした局面。賭け金が2倍になっているため、ここで勝利できればチップはトントン拍子で伸びるのだが、ここで勝てない。

 

結果、勝ち負けの数はそんなにディーラーとは変わらないものの、勝負どころで勝つことができず、マイナス6000円あたりになってしまった。

 

あるゲーム。星野はいつもの2倍の4000円を賭けることにした。
それこそ流れを変えるために・・・

 

星野「これは勝たなければならない」

 

ディーラー:2
星野:5 6

 

待ってました。天下分け目の戦いが来たと言っても過言ではない。
一度大きな深呼吸をした後

 

 

星野「ダブル」

 

 

と言って、左手で1の形を作る。
手慣れた作業。もはやこの空間においては日常である光景。


※ダブルとは
ダブルとはプレーヤー側のみに認められたアクション。プレーヤー有利な場面で、賭けたチップと同額のチップを置くことでさらに1枚ドローする。つまり勝利すると最初の2倍のチップがもらえるのである。

 

星野「ピクチャープリーズ」
だが、ここまでの流れ的に不安である局面。

 

ディーラー:2
星野:5 6 4


ここで15。きつすぎる。

 

17以上の手すら入らないあたり、やはり流れは来ていない。
流れに逆流した。抗えない流れに。

 

星野「やばい。もうあり得んやばい。」

 

やばいループが始まった。

 

もともと4000円賭けていたのでこれで負けるとマイナス8000円。叙々苑でA5ランクの肉が食える。


とっさにこんな想像が脳内をめぐる。
そして心臓がバクバク音を立てる。負けたら決定的打撃だ。

 

 

ここまで来たらディーラーのバーストでしか勝利がない。
もう頼む。神まじで頼む。

 

 

ひたすら祈る。ピクチャー2枚連続からの22で飛んでくれ。

 

ディーラー:2 7

 

やばすぎる。ディーラーのカードは9。
次、ピクチャーが出ることがあれば、敗北が決定する。

 

星野「あああああああああああああああああああああ噛んでくれ噛んでくれ」

 

※”噛んでくれ”とは
星野特有の表現。ピクチャーが出ると即敗北という条件下で発される言葉。
具体的には次のディーラーのカードで合計が12から16になり、そのあとピクチャーが出てディーラーがバーストすることを祈っているととらえてほしい。

 


ディーラー:2 7 6

 

 

まだ神様は星野を見捨ててはいなかったのだ。
今度は一転してプレーヤー有利。
ピクチャーはおろか、7以上でバーストという局面。

 

星野「よっしゃ噛んだ。ピクチャーピクチャーピクチャぁぁぁぁぁぁぁぁ」


ディーラー:2 7 6 6

 

 

 

 

 

 

なんで

 


なんでそこで6なのか。非情な21。
目の前のことが一瞬理解できなくなった。

 


目の前の8000円が消える。事象として認識する。

 

ディーラーのお姉さんちょっと悲しそうな表情を浮かべる。お姉さんは悪くない。だがなぜか殺意に近い感情が芽生えた。

 

ディーラーが悪魔に見えた。こわい。こわすぎる。

 

 


同時に星野の中で、何かが音を立てて壊れた。

 

 


そして突然、賭け額を上げ始めた。2000円→4000円
頭おかしいおじさんモードが始まった。

 

星野「取り返す」

 

なんの根拠もない言葉。覇気を全く感じない。
その佇まい抜け殻そのもの。


その後もズルズルと負けが込む。
なかなか手が入らない上に、ディーラーが飛ばない(バースト)のだ。


ディーラー「シックス」「イレブン〜」「てぅえんてぃーわ〜ん」

もう理解不能である。なぜ6から5が入り、そっから10が入って21なのだ。
きもい。きもすぎる。

 

気づいたら、3万が消えていた。
1日目や2日目の勝利分はとっくに消え失せ、さらに総合収支でも1万円のマイナス。

文字通り”崩壊”である

 

「あの時やめていれば・・・」
「1万負けでやめていたら総合収支プラス1万円だったのに」

 

回想モードに突入する。もうこうなってしまうとおしまいである。
もうすでに精神的にきていた。

 

お財布の中身を確認する。
それを後ろで見ていたトシがすぐさま

 

トシ「星野さんそれ使ったらやばいって」

 

と制止に入る。ただこうなったら止められるわけがない。
もう目もイっちゃってるのだ。


冗談抜きで負けられない。ここで負けた時のことを今一度考える。

 

ここのカジノでは1回2000円以上の勝負である。そして勝負は一瞬で、実に30秒ほどで決まるのだ。
2連勝すれば分給4000円である。


対して日本ではどうか。
一回の勝負である2000円すら稼ぐのに2時間かかるのである。
自分の時間を犠牲にして、労働に身を粉にしなければならないのだ。

 

こう考えてしまうと、いかにお金を稼ぐための労働が馬鹿らしいのかがわかる。

だが、ここに来て日本での労働ルートが現実味を帯びてきた。

 

???『星野敗北。圧倒的敗北。強制労働施設収容』

 

カイジのナレーションが聞こえる。しかも人から借りたお金がほとんどなので借金である。まさにカイジの世界だ。

 

星野「勝つ。勝つしかないのだ・・・」

 

財布に手をかける。ラストの金だ。
諭吉が3人”こんにちは”する。

 

 

このディーラをぶっ潰して勝つしかないのだ・・・
お金を机の上に置いた時であった。


星野「This is all my money」


一瞬、場に沈黙が流れる。
何が起こったか即座に理解することは不可能だった。


ただ次の瞬間後ろの3人が笑い始める。


聞いてない。

 

そんなツッコミが聞こえてもおかしくない。
誰も23歳日本人男性の残金に興味はないのだ。


しかし、星野にとっては大事なお金なのだ。
ふと我に返る。ここでまず、自分のトーイック600点の英語が通じていたことを実感する。
そして、振り返ってメタ視点で自分を見たとき、その発言のおかしさに気づく。そして、そのアホさに笑い始めた。


するとどうだろうか。
それまで感じなかった周りの景色や音が鮮明になっていく。
3人の笑い声、チップの音、ディーラーの声、客の雄叫び、そして悲鳴・・・


今まで意識していなかったものが、意識される。
音量にしては大きかったはずだ。それほどのものに今まで意識すら向かなかったのだ。

 

「なぜ今まで気づかなかったんだろう」

 

そう思うぐらいそれらの音は星野に”今”を語りかける。


そして顔を正面に向け直す。
今まで悪魔だと思っていた中国人ディーラーが笑っている。


「ディーラー笑ってるやん・・・」


そうだ・・・そうだったのだ・・・
昔のカジノの記憶が急に蘇る。

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星野「5万win」

 

興奮冷めない表情で話す星野。韓国旅行の帰りの飛行機の思い出。
そして、勝つまでの経緯を興奮気味に話し始める。

 

過去の星野のカジノ人生において、トントン拍子で勝った思い出はない。
初カジノの釜山でも、ソウルでも過去のいずれの勝利も

 

「追い込まれてからの逆転」

 

によるものであった。2万負けからの6万勝ちも、初日8万負けからの13万勝ちも、全てが逆転勝利によるものであった。

 


ただなぜ勝てたのか・・・・

 


自分でもよくわからない。
どこで潮目が変わったか、そしてそれに至る理由・・・

 


いつかそれらがわかる日が来るのかな・・・

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そしてこの瞬間


”潮目が変わる”


明確に自覚する。あの時と同じ。今まで無意識に感じたこの感覚。
湧き上がる。そして、自問する。

 

 


「カジノ楽しんでる?」

 

 

 

原点を。初心を。初めてセブンラックカジノを訪れたあの時。

思い出す・・・・・

 


楽しい。ディーラーへのリスペクト、一つ一つの勝負を楽しむ。

勝ち負けと同様に大事なこと。

 


負けられない戦い。確かにそうだ。お金は大事だ。それは変わらない。
そのために、ベーシックストラテジー通りに忠実にプレーする自分を否定することはしない。


だがそれ以上に、大事なものを見失っていた・・・

 

”楽しむ気持ち”
”相手へのリスペクト”

 

無意識だった。無意識だったからこそあの頃は、楽しむことができたのだ。
”楽しむこと”と”結果”には、確かに相関はない。

 


だからこそなのではないか。
だからこそ「楽しむ姿勢」が大事なのではないか。


星野「エックスチェンジプリース」


テーブルの向こう側に座っていたディーラーもこっちを振り返って爆笑している。
後ろで星野とディーラーの勝負を見守る3人も、他に勝負を観戦していた韓国人もロシア人も、このやり取りを見て笑顔になる。


この一瞬であったが、その場にいた全ての人を笑顔にすることができた。


そうだ。
目の前の客が負けて、悲しそうな表情を浮かべているのを見たいディーラなどいないのだ。


客が負け、机を叩き、ディーラーに文句を言う。
暴言を吐き、涙を流し、周りのせいにする。


今までそんなプレーヤーを星野はたくさん見てきた。
そんな奴らに笑顔を見せるディーラーや客などいない。


今、星野はそいつらと同類になっていたのだ。


過去のカジノを思い出す。
自分は負けたものの、他のプレーヤーが勝利した時に

「ナイス」


と声をかける台湾人のキャップ兄ちゃん。好きだったなぁ。

 

 

ダブルしているプレーヤーに

「ピクチャープリーズ」


と声をかけるロシア人巨漢男性。
なぜここまで人の勝利に喜べるのかと当時は思ったものだ。その人は10万負けていたのだ。

 

それでも人の成功をまるで自分ごとのように喜ぶ彼のファンにいつのまにかなっている自分がいた。
また会いたいなぁ。


そんな最高のプレーヤーの周りには、人が自然に集まる。

 

そして彼らがそうしてくれたようにみんなも彼らを応援する。

 

人を思う気持ちは伝播する。
テーブルに一体感が生まれる。

 

 

その影響はディーラーにも及ぶ。

ディーラー「おめでとうございます」

韓国人ディーラーがブラックジャックを出した日本人プレーヤーに声をかける。
そんなことをディーラーが言う必要は本来ないはずだ。

 

だが、そんなナイスなテーブルでは、みんながプレーヤーをディーラーをリスペクトするテーブルでは・・・

 

ディーラーもプレーヤーをリスペクトするようになるのだ。

 

結果として、その場にいるみんなが笑顔になり、そんなテーブルは多幸感に包まれる。


カジノに関わる人もみんな人間なのだ。
感情の生き物なのだ。


笑顔を忘れずに、リスペクト。
そして、自分が楽しみ、楽しませる。

忘れていた。取り戻そう。

そう思った瞬間は同時にエンターテイナー星野の過去最大の大逆襲が始まった瞬間でもあった。


次回、最終回

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