楽しいこと大好き大学生の日常

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シンガポールで大勝負!? 生活を賭けていざ決闘! #6 変態マッサージ師と乙武 in シンガポール を俺は許さない。

前回までのおさらい

 

ma-janhossy.hatenablog.com


シンガポール大にて御曹司の私利私欲により、パンダさんと対面することになった4人。
パンダさんと別れた後、急いで電車に乗り込もうとした時にその事件は起こったのである。

 

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ガチャン。

 

確実に金属音がしたのだけはわかった。
顔を上げると御曹司のみが電車に乗っている。ホームに残された3人と御曹司がしばしの間見つめ合う。

 

見つめあ〜うと〜すな〜おにおしゃべり〜できない♪

 

”おしゃべりでできない”ではない。誰もあっけにとられて話せなかったのである。

 

ホームに取り残された3人。
ネコ「どうする?」
星野「御曹司のことハメない?」
トシ「wi-fi持ってるの御曹司なんだよね」
星野「マジかよ」
ネコ「しかも、御曹司いないとマンションにも帰れないし笑」

 

御曹司がいないと何も俺たちはできないことを改めて痛感した。
仕方ない。5分後に次の電車に乗ることにした。

 


隣の隣のドアに!

 


せめてもの抵抗としてのアウトプットをひねり出した。
ドッキリを仕掛ける事にした。これで御曹司もびっくりするだろう。

 

 

星野「御曹司はおそらく俺らが何か仕掛けてくると思うだろう。御曹司は頭がキレるからおそらく俺たちが隣のドアから乗ってくると思うだろう。

そ・こ・で・だ♬

あえて隣の隣のドアに乗る事で御曹司をはめるのである!!!」

 


テンションが上がりきっている。完全に御曹司をはめるのだ。
ネコもトシもテンションが上がる。

 


ドキドキしながら次の駅に到着する。

 

 


するとなんと隣の隣のドアから御曹司が乗車してきたのである!!!

 

 

一同「マジか!」
御曹司「やっぱりね♪」

なんだこの手玉に取られた感は。そしてこんな御曹司のしたり顔なかなか見れんぞ。

 

御曹司「どうせ星野のことだから『御曹司のことはめね?』とか言って、隣のドアに乗ろうとしてたんでしょ。で、そこでも星野が『御曹司もこんくらいは読んでくるだろうからもう一個隣のドアに乗ろう』とか言いそうだったから、隣の隣のドアに乗ったんだよね」
ネコ・トシ「wwwwwww」

 

互いの読み合い。完全に何を考えているか読まれていた。
正直御曹司にはかなわない。悟った。


そして御曹司は続ける
御曹司「時計ぶっ壊れた」

 

どうやらさっきの金属音は電車のドアに御曹司の時計が挟まってぶっ壊れたらしい。
しかもこの時計、なんと数万円するものらしい。

 

トシ「カジノで負ける分より痛手ですやん」
御曹司「稼げばいいっしょ」

 

完全に思想が博徒である。

博徒とは?
ギャンブラーのことである。


そして一行は再びマリーナベイサンズの地に降り立つ。
カジノ前にトイレに行くことになったのが、ネコの踏ん張りが長かったおかげで高ぶる気持ちをクールダウンすることができた。

 

再びカジノに入る。ネコにとっては初めてのカジノである。

 

一行は昨日に引き続き今日は勝負の日ではないと考え、ルーレットとかで遊ぶことにした。
そんなに各自上下変動はなかった。


ただこの男がまたしても魅せる

星野「ナイス緑!」
「また入っちゃう〜」「入れていく〜」

結果的にプラス12000円のところまで行くことができた。
結構な強運だ。
またしても非常に気分がいい。

 

このエクスタシーがたまらん好きである。

 

 

今日もこのまま帰ろうとした時だった。ブラックジャックのテーブルからある声が聞こえてきた。

 

乙武シンガポールver 「カモーン」

 

説明しよう。この乙武シンガポールverとは、ブラックジャックのテーブルのディーラーであり容姿が非常に乙武さんに似ていたため星野が勝手に名付けたのである。

 

トシ「なんか星野さんのこと煽ってないですか?」
星野「なんだあいつムカつくな」
トシ「星野さん今日ブラックジャックしない言うてましたやん」
星野「1回だけ」

 

デパートでお母さんにおもちゃを駄々をこねながらねだる子どものようだった。

乙武が手招く。こいつ完全に不倫してるな。


ブラックジャックの最低ベッド額が2000円ちょい。
つくづくカジノはお金がかかる遊びである。

 

星野「勝てばいい」

ノーモアベッド〜


ディーラー:10
星野:2 3

あかん


ディーラー:10
星野:2 3 10

15は苦しい。

 

乙武「Hit or stand⤴︎⤴︎⤴︎???」

 

考えてるんだから静かにしろよ。そして語尾上げるな。
マジで乙武の煽りスキルが高すぎた。

 

星野「ヒット。6こい6こい」

 

ディーラー:10
星野:2 3 10 4

 

おおおおおおおおおおおおお!
悪くない

 

星野「ステイ」
「ノーピクチャー、ノーピクチャー、ノーピクチャー」

 

※ピクチャー=10、11、12、13のこと。ブラックジャックではこれらのカードは全て10としてカウントされる。
この場合、ディラーに10が入ると負けてしまうため、ノーピクチャーと発しているわけである。

 

 

ディーラー:10 10
星野:2 3 10 4

 

 

無情である。世の中とは時に困難を招くものだ

 

星野「リベンジするわ」
御曹司「やめとけ」

ここでカッとなってはいけない。ここで2000円失ったところで今日も1万円winである。


止めてくれた御曹司に感謝である。

 

その後、昨日も行ったチャイナタウンで夕ご飯を再び食べることにした。
2日で2万円勝っている星野は実に上機嫌である。

 

ただ、乙武の話がでた瞬間だけ不機嫌になっていた。


一同「ホイコウロウがうまいんじゃ」


その後、再び昨日も行ったマッサージに行くことにした。
すると自分たち4人の他に2人の日本人女性が隣でマッサージを受けていた。

 

ここまでは至極普通である。腕は確かだし、清潔感もあるため女性も訪れるだろう。

 

ネコの担当(以下変態)「かわいい💕 どっちが好きね〜?」


片言の日本語でそこそこのボリューム。そして、こいつなかなかにやばいやつである。

 

ネコ「僕は手前ですね〜」
まさかの応答。普通に聞こえるボリュームである。


ネコの突然の言動に驚きを隠し得ない。

 

その後も変態はしつこい。
変態「お姉さん何歳?おねさんいくつ?」

 

クレヨンしんちゃん


お姉さん「21」
お姉さん、これ以上の無視はきついと考え、返答してしまったのだ!
さて、変態よ!なんて切り返す???

 

変態「おお〜」

 

いやなんか話せよwwwwww
結局星野が終始ツッコミに回る。

 

女の子たち笑ってくれる。
星野思わず笑みが溢れる。

 

トシ「星野さんウケ頂戴してますやん」
星野「マッサージ来てるのに、ツッコミしなきゃで身体休めるにも休めませんやん」
トシ「・・・・・・」

 

そんなことをしているうちにお姉さんのマッサージが終わったらしい。
そそくさと店を後にする。

 

その後の変態「・・・・・・・・」

態度180度転換である。

 

ただこちらがそのことを笑って話しかけた後は楽しく話すことができた。

 

変態「いつまでシンガポールいるね?」
御曹司「明日までっすね」
変態「またきてね!」

 

行くと約束してしまったが、普通に予定が忙しくて次の日は行くことができなかった。

次またシンガポールに行く機会があったら、行ってみる事にしよう。


こうして2日目も無事終わろうとしていたのだ・・・


つづく

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